静岡県裾野市のさくら保育園で起きたショッキングな…虐待ではないかと思われる事件に驚きが隠せません。
1歳児の園児に対し、3人の保育士が日常的に暴言・暴力などの、しつけという名の虐待をしていたという事実をTVニュースからまとめてみました。
さくら保育園は124人在籍の保育園で、その内1歳児クラスは20名。担当保育士は6名。
問題を起こしたのは、その中の3人の保育士です。
2022年6月:保育士3人が複数の園児に虐待
午睡中の園児に対し「ご臨終…」と言ったり、倉庫に閉じ込めたり、宙吊りにしたり…しつけと称してやりたい放題。エスカレートしていったようです。
7月中旬:同僚から主任に相談
同僚から主任ヘ相談となり悪事が少し明るみにでて、解決の道を一歩前進。
8月1日:園長が特にひどい行為をしていた一人を把握し処分を下す
自宅待機というものでしたが、すぐにクラス担任を外す処分を行いました。
8月22日:調査委員会を立ち上げ
他にも虐待を行っていた2人の保育士と被害にあっていた1歳児の把握も大事なことですが、なぜか口外しないように誓約書を書くよう全保育士に強要したことが後で発覚
事件の隠蔽が疑われています。
また、調査委員会を立ち上げたのにも関わらず、「被害に遭っていた1歳児の園児を把握していない」と、11月29日の保護者会で発言した園長に呆れた怒号が飛び交いました。
9月1日~7日:該当保育士を出勤停止
え?たったの7日?という感じですが…
11月29日:保護者説明会
当日の朝、虐待の事実を知った保護者も多く、報道よりも実際の虐待がひどすぎて、問題の保育士の直接的な謝罪もなく、納得の行かない怒りの保護者会で幕を閉じました。
30代女性・常勤9年目・クラス責任者→2022年11月末に退職済み
40代女性・非常勤6年目→2022年9月末ですでに退職済み
40代女性・派遣→2023年2月末で退職予定
保育士Bが主犯格だったのか?退職時期も園長の判断なのか?それぞれのようです。
保育士Cがまだ勤務しているのはおかしい!と保護者から責められていました。
主犯ではない感じですが、加担したことには間違いないようですので、保護者の怒りの矛先が向かってしまいましたね。
① 泣いている園児の写真を撮り笑った 保育士A、Bが関与
② 「ご臨終です」と言った 保育士Aが関与
③ 園児の足を掴み宙吊りにした 保育士Bが関与
④ 「なぜ遅い!」と怒鳴った 保育士Bが関与
⑤ 倉庫や排泄室に園児を閉じ込めた 保育士A、Bが関与
⑥ 園児の容姿を誹謗するような言葉を言った 保育士A、Bが関与
⑦ タオルで園児の頭を叩いた 保育士Cが関与
⑧ 園児の頬をつねる行為をした 保育士A、Bが関与
⑨ 感染症症状がある園児のお尻を他の園児に触らせた 保育士Bが関与
⑩ ズボンを無理やり下ろした 保育士Bが関与
⑪ 園児の前で刃物を出した 保育士Bが関与
この報道をみると保育士Bが、11の虐待の内、9つも関わっています。
保育士Bは40代で6年目の非常勤勤務。ベテランと言える年齢とキャリアを持った保育士でありながら、1歳児相手に幼稚な嫌がらせを平気でやっていたみたいですね。
全部ひどい内容の虐待ですが、園長に問いただされた時に事実を認め「しつけとしてやりました」と、答えたそうです。
嫌がって泣いているのに面白がってした行為がしつけとは…!!
今回命を落とすことがなかったことだけが幸いでしたが、日常的ないじめや虐待を受けてしまった1歳児の心や身体が心配です。
保護者の方々も我が子がそんな目に遭っていたのでは?と思うと居ても立っても居られない状態だったことでしょう。
さくら保育園の3人の保育士がなぜ虐待行為を行っていたのか?
その理由を知ることができませんでしたが、日常的に被害者になりやすい子供を、いざという時には社会が守っていくことの大切さを思い知らされました。
そして、真面目に情熱をもって仕事に取り組んでいる多くの保育士が、報われますようにと切に願います。